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もしエレベーターに「7.5階」が現れたら?世界中で囁かれる“禁断の階”の都市伝説

佐藤直哉(Naoya sato-)
<景品表示法に基づく表記>当サイトのコンテンツ内には商品プロモーションを含みます。

はじめに

その階、本当に存在しますか?

深夜のエレベーターは、昼間より少しだけ不気味です。

表示板には、1階、2階、3階、……。

先輩「こういう時、変な階が出るんだよ」

後輩「やめてくださいよ」

その瞬間、表示に現れたのは――

「7.5」

後輩「半分!? 階にも小数点あるんですか?」

先輩「降りた者は戻れないらしい」

後輩「怖いですね……で、何があるんです?」

先輩「消えた13階、異世界エレベーター、存在しない地下階……」

後輩「都市伝説のショッピングモールですね」

エレベーターは静かに止まります。
扉が開いた先にあったのは、見知らぬ廊下。

後輩「先輩、どうします?」

先輩「一応、管理会社に電話する」

後輩「現実的!」

※本記事は筆者個人の感想をもとにエンターテインメント目的で制作されています。

7.5階とは?

どこにでも現れるかもしれない階

7.5階の不思議なところは、決まった物語が存在しないことです。

ある話では、エレベーターが突然止まり、表示板に見慣れない数字が浮かびます。
また別の話では、その階に降りた人が行方不明になったと語られています。

さらに、異世界への入口だったという話もあります。
ただし、どの話にも共通する奇妙な特徴があります。

  • どこの建物なのか分からない
    誰が最初に体験したのか分からない
    いつ生まれた噂なのかも曖昧
  • 先輩
    「場所も発祥も分からない」
  • 後輩
    「それでよく全国展開できましたね」
  • それなのに、妙に記憶に残る
    普通なら「怪しい話」で終わるはずです。

けれど7.5階は違います。
特定の場所にある怪談ではなく、どこにでも現れるかもしれない階として語られているからです。

自分がいつも使っているエレベーターにも、ある夜だけ表示されるかもしれない。
そう思わせる近さが、この噂を不気味にしています。

半階は本当にある?

7.5階が完全な作り話に見えない理由

実は、7.5階という発想には、現実の建築が関係している可能性があります。

建物の中には、階と階の間に作られた空間があります。

たとえば、

中2階
中地下
半階(メザニン)
劇場やホテルの中間フロア
商業施設の小さなフロア

海外では、こうした中間階を「メザニン」と呼ぶことがあります。
つまり、「7階と8階の間に空間がある」という考え方そのものは、決して珍しくありません。

ただし、普通はそれを「7.5階」と表示することはありません。

先輩
「半階は本当にある」

後輩
「じゃあ安心ですね」

先輩
「7.5階はない」

後輩
「急に不安になった」

本物の半階はある。
けれど「7.5階」はどこにもない。

この中途半端な距離感が、この都市伝説を不気味にしているのではないでしょうか?

完全な嘘ではない。けれど、本当とも言い切れない。

7.5階の不気味さは、まさにその曖昧さにあります。

消えた13階

世界で本当に使われている“存在しない階”

存在しない階の伝説で、最も有名なのは13階でしょう。
欧米では、13という数字を不吉と考える文化があります。
そのため高層ビルやホテルでは、13階の表示を避けることがあります。

たとえばエレベーターの表示が、

12階

14階

となっている建物です。

もちろん、建物そのものから13階にあたる空間が消えているわけではありません。

空間はあります。
消えているのは、あくまで数字だけです。

先輩
「13階そのものは存在する」

後輩
「じゃあ14階は?」

先輩
「13階が変装してる」

それなのに、人は考えてしまいます。

「なぜ13階だけ消したのか」
「本当の13階には何があるのか」
「表示されない階に、何か隠されているのではないか」

こうして、ただの階数表示の工夫が、いつの間にか怪談の入口になっていきました。
7.5階よりも、13階の方がずっと古くから語られている“消えた階”なのです。

怪談を作ったのは誰?

始まりはただの配慮だった

面白いことに、13階が消えた理由はオカルトではありません。

エレベーター会社が怪談を作ったわけでもありません。

理由はもっと現実的です。

  • 13という数字を嫌がる人がいる
    ホテルの宿泊客が気にする
    住民が不安に感じる
    建物の印象を悪くしたくない

だから表示を変えた。

それだけです。

住む人が安心する。
泊まる人が安心する。
ならば13階という表記を避けよう。

本来は、利用者への配慮でした。
ところが結果として、「見えない13階」という新しい想像が生まれてしまいました。

先輩
「不安を減らしたかった」

後輩
「別の不安が生まれてます」

数字を消しただけなのに、そこに物語が生まれた。

都市伝説は、こういう小さな空白から育っていきます。
人は説明されていない場所を見つけると、そこに何かがあると思いたくなるのです。

異世界エレベーター

日常のすぐ隣にある怖さ

7.5階の話を調べていると、必ず出会うのが「異世界エレベーター」です。

これは、特定の順番で階数ボタンを押すと、現実とは違う世界へ行けるという都市伝説です。
この噂は、日本のネット怪談として語られた後、韓国でも広まり、さらに海外へと広がっていきました。

異世界エレベーターが怖いのは、舞台があまりにも身近だからです。

呪われた城でもありません。
深い森でもありません。
古い墓地でもありません。

ただのエレベーターです。

会社にもあります。
マンションにもあります。
ホテルにもあります。

普段から何気なく使っている乗り物が、ある手順をきっかけに別世界へつながる。
この「日常の近さ」が、異世界エレベーターの怖さを強めています。

先輩
「会社にもマンションにもある」

後輩
「異世界のアクセス良すぎません?」

7.5階もまた、その境界線の上にある階として語られているのです。

5階の女

なぜ彼女は乗ってくるのか?

異世界エレベーターには、必ずと言っていいほど登場する人物がいます。

それが、5階で乗ってくる女性です。

彼女については、いくつかのルールが語られています。

話しかけてはいけない
目を合わせてはいけない
反応してはいけない
質問されても答えてはいけない

けれど不思議なのは、彼女の正体がほとんど説明されないことです。

幽霊なのか。
異世界の住人なのか。
案内人なのか。
それとも、こちらを試している存在なのか。

何も分かりません。
ルールだけが残り、正体だけが空白のままなのです。

先輩
「正体は分からない」

後輩
「情報量ゼロなのに禁止事項だけ多い」

この空白が、かえって怖さを強めています。

怪談では、正体が分からないものほど不気味に感じられます。
見る人によって、その存在の意味が変わってしまうからです。

地下へ続く消えた階

上よりも怖い“下の世界”

消えた階は、上にあるとは限りません。
むしろ地下の方が、不気味な噂は豊富です。

世界には、地下へ向かうエレベーターにまつわる怪談が数多くあります。

たとえば、

存在しない地下13階
封印された地下通路
秘密施設へ続くエレベーター
地下深くにある謎の部屋
戻れなくなる地下フロア

先輩
「戻れなくなる地下階もある」

後輩
「地下の治安どうなってるんですか」

地下が怖いのは、外の景色が見えないからです。

窓がない。
空が見えない。
自分がどれほど下にいるのか分からない。

エレベーターの表示だけが、今いる場所を教えてくれます。

もしその表示が突然、存在しない地下階を示したら。
扉の向こうに何があるのか、想像するだけで少し息苦しくなります。

地下は、見えない世界を想像させるには十分すぎる場所なのです。

ホテルの怪談

存在しない部屋が現れる夜

ホテルもまた、消えた階の怪談が生まれやすい場所です。

宿泊客がエレベーターを降りる。
そこには普通の廊下がある。
部屋番号も並んでいる。
照明もついている。
何もおかしくない。

ところが翌朝になって確認すると、その階は案内図にも記録にも存在しない。

そんな話が各国で語られています。

先輩
「部屋番号も照明もあった」

後輩
「存在しない割に仕事が丁寧」

ホテルは不思議な空間です。

自宅ではありません。
けれど完全な外でもありません。
一晩だけ、自分の部屋のように使う場所です。

知らない土地。
静かな廊下。
同じように並ぶドア。
深夜のエレベーター。

その組み合わせは、少しの違和感を大きな不思議へ変えてしまいます。

ホテルは、現実と非日常が混ざりやすい場所なのかもしれません。

失踪者の噂

証拠がないからこそ怖い

7.5階には、よく失踪者の話がついてきます。

「その階で降りた人は戻ってこない」
「探しても見つからない」
「記録にも残っていない」

そんな噂です。

ただし、
実際に7.5階で失踪した人物の確かな記録は確認されていません。

では、なぜこの話は消えないのでしょうか?
理由は、都市伝説としてとても強い形を持っているからです。

行った人は戻らない。
証拠は残らない。
でも体験談だけは語られる。

先輩
「証拠はない。証人もいない」

後輩
「それなのにここまで語り継がれてるんですか?」

この形は、否定するのが難しいのです。

なぜなら証人がいないからです。

不思議なことに、証拠が少ない話ほど、人の想像力は自由になります。

「本当にあったのかもしれない」

その余白が、失踪者伝説を長く生き残らせているのでしょう。

最後に

そして誰も7.5階を見つけられない

13階には実例があります。
半階も実在します。
異世界エレベーターには細かな手順まであります。

ところが7.5階だけは、

写真がない。
場所も分からない。
発祥も不明。

先輩
「つまり何も分かってない」

後輩
「よくそれで都市伝説やってますね」

それでも語られ続けているのが7.5階です。

考えてみれば不思議です。
エレベーターは小さな箱に入り、扉が閉まり、次に開けば別の場所へ着いている。

後輩
「改めて聞くと結構怖い乗り物ですね」

先輩
「毎日みんな異世界転移してるようなもんだ」

後輩
「通勤を壮大に言わないでください」

もし今夜、表示板に「7.5」が現れたら。

故障かもしれません。
見間違いかもしれません。
でも少しだけ覗いてみたくなる。

先輩
「好奇心って怖いな」

後輩
「その前に管理会社へ連絡してください」

おまけの4コマ

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
文章を書くことを楽しむ自称・小説家です。
歴史や文化、日々の暮らしに潜む雑学を題材に、無駄雑学などの小噺を発信しています。
どうぞ、ふらりと覗いてみてください。
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