掌編小説
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夢の中の再会【掌編小説】

佐藤直哉(Naoya sato-)
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場面: 彼女の寝室、夜中。

登場人物:

  • ミユ: 彼女、夢の中で故人と再会する女性。
  • カズ: 彼、ミユの夢に現れる故人。

(ミユがベッドに横たわり、目を閉じる。突然、部屋の雰囲気が変わり、カズが現れる。)

ミユ
ミユ

(驚きつつも嬉しそうに)カズ、また会えたね。

カズ
カズ

(優しく微笑みながら)ああ、ミユ。

毎夜、お前の夢の中で会えることが、僕の唯一の慰めだよ。

ミユ
ミユ

でも、朝になると、あなたの写真がいつもより古く見えるの。

まるで、時が加速しているみたい。

カズ
カズ

恋は時を超える、ミユ。

僕たちの時間はもう同じじゃない。

でも、夢の中でなら、いつでも会える。

ミユ
ミユ

(涙ぐみながら)あなたはもうこの世にいない。

でも、夢の中で逢えるたび、あなたがまだここにいるような気がする。

カズ
カズ

僕たちの愛は、この世のものだけじゃないんだ。

記憶と夢の中で、僕は生き続ける。

ミユ
ミユ

(微笑みながら)それじゃあ、毎夜、あなたに逢いに行くわ。

夢の中で。

カズ
カズ

(愛情を込めて)待ってるよ、ミユ。

どんなに時が流れても、僕たちはまた出会える。

(二人は互いを見つめ合い、夢の中の時間が静かに流れる。やがて、ミユの目がゆっくり開き、現実の朝が訪れる。)

https://youtube.com/shorts/anGXJfuCqvw
ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
普段は小説家たまにブロガー
物語を生み出す事に楽しみを見出して様々な作品を作り出しています。
特にショートショートのような短い小説を作ることに情熱を注いでいます。
楽しんで頂ければ嬉しく思います。
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