宇宙での一日の始まり【掌編小説】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
列車のプラットフォーム、朝の光が辺りを照らしている。
二つの列車が停車しており、一方は過去へ、もう一方は未来へ向かう準備ができている。
主人公のアキラとミユキは、二つの列車の間に立っている。
(切符を手に持ち、考え込んでいる)過去と未来…
どちらを選べばいいんだろう?
(アキラに寄り添い、やさしく言う)アキラ、心の中に答えはあるわ
どちらの列車に心惹かれる?
過去に戻れば、間違った選択を正すことができる
だけど、未来なら、新しい可能性が待っている…
(穏やかに)過去はもう変えられないわ
大事なのは、過去から学び、未来に生かすことよ
ミユキ… 君はどう思う?
どっちの列車がいい?
(微笑みながら)私はね、アキラが選ぶ未来が見たいの
過去に囚われず、前に進む勇気を持ってほしい
(ミユキを見つめ、決心する)分かった
未来へ行こう
ミユキ、君の言葉が僕に勇気をくれたんだ
(嬉しそうに)アキラ、私たちの未来は、きっと素晴らしいものになるわ
(切符を握りしめ)そうだね、一緒に新しい世界を見に行こう
二人は手をつなぎ、未来へ向かう列車に乗り込む。
列車が動き出すと、二人の未来に向けた旅が始まる。
【幕】