最後のプログラム【掌編小説】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
町の静かな朝、主人公のカズトはいつもの通りに家を出ようとしている。
しかし、この日はいつもとは違う。
謎のメロディが聞こえてきて、彼の日常に変化をもたらす。
(自分の部屋を出ると、立ち止まる)あれ?
またあのメロディが…
(突然現れ、やさしく微笑む)カズト、その音に耳を傾けてみて
あなたを導くものよ
(驚きながら)誰?
どうして、そのメロディを…?
私はアイコ
あなたがいつもと違う道を選ぶきっかけをあげるために来たの
(興味深げに)いつもと違う道?
そう
そのメロディは、あなたに新しい可能性を示しているの
ただ、一歩を進む勇気を出してみて
(少し戸惑いながらも、決心する)分かった、挑戦してみるよ
どこに行けばいい?
(指をさす)あちら
メロディが鳴り止む場所まで
(歩き出し)こんなこと、初めてだ…
でも、何かが変わりそうな気がする
(カズトを見守りながら)大丈夫、カズト
その先には、思いがけない未来が待っているから
カズトがメロディに導かれて進むと、徐々に景色が変わり、彼は全く新しい世界に足を踏み入れる。
そこは彼が今まで見たこともない美しい場所だった。
(周囲を見渡しながら)信じられない…
こんな場所が、ずっとここにあったなんて
(微笑みながら)見て、カズト
あなたが選んだ道が、どれほど美しい未来をもたらすか
【幕】