掌編小説
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路地裏の都市伝説【掌編小説】

佐藤直哉(Naoya sato-)
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場面設定

都市の裏路地。夜。壁が中心にある。月明かりと街灯が薄暗い路地を照らす。


若者がゆっくりと歩いてくる。

若者
若者

(壁を見つめながら)伝説か…

ここがその場所なのか?

壁

(柔らかい声で)求める者よ、運命が君をここへ導いた

誰かいるのか?

この声は…

私はこの路地の記憶、画家の遺した最後の作品だ

触れてみれば、真実が見える

(壁に手を伸ばし)本当に、何かを見せてくれるのか?

触れる瞬間、若者が光に包まれ消える。


翌朝。

新たな壁画の前で探し人たちが集まっている。

探し人1
探し人1

これは新しい!

昨夜までなかったはずだ。

探し人2
探し人2

若者を通して見た都市の光景…

彼が見つけた真実だ

見つけた者は戻らないって、本当だったんだな

でも、彼の見た光景がここに残されている

彼は何を見たんだろう?

それはまた新たな謎だ

誰かが解き明かすまで

【幕】

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
普段は小説家たまにブロガー
物語を生み出す事に楽しみを見出して様々な作品を作り出しています。
特にショートショートのような短い小説を作ることに情熱を注いでいます。
楽しんで頂ければ嬉しく思います。
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