妄想の狭間で【掌編小説】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
窓際に立つユウキが外を見ている。
窓の外では木から猫が落ちるも見事に着地。
猫が…!
よかった
無事に着地した
アイロ
なんで猫はあんなに高いところから落ちても平気なんだろう?
猫は空中で体をひねりバランスを取る能力が優れています
それによって…
あっ!
会社の同僚がコーヒーを大量の書類にこぼす。
ねえ、アイロ
猫には着地術があるけど
人間には何があるんだろう?
コーヒーカップの着地術はまだ開発中です
それはぜひとも早く開発して欲しいね
【幕】