小噺ショート
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猫の着地術【掌編小説】

佐藤直哉(Naoya sato-)
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場面: 明るく賑やかなオフィス。


窓際に立つユウキが外を見ている。

窓の外では木から猫が落ちるも見事に着地。

ユウキ
ユウキ

猫が…!

よかった

無事に着地した

アイロ

なんで猫はあんなに高いところから落ちても平気なんだろう?

アイロ
アイロ

猫は空中で体をひねりバランスを取る能力が優れています

それによって…

あっ!

会社の同僚がコーヒーを大量の書類にこぼす。

ねえ、アイロ

猫には着地術があるけど

人間には何があるんだろう?

コーヒーカップの着地術はまだ開発中です

それはぜひとも早く開発して欲しいね

【幕】

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
小説を書いていたはずが、いつの間にか「調べたこと」や「感じた違和感」を残しておきたくなりました。
このサイトでは、歴史の中に埋もれた謎や、日常でふと引っかかる“気になる話”をもとに、雑学記事、4コマ漫画、風刺ショートショートとして発信しています。
テーマはちょっと真面目。
でも、語り口はすこし皮肉で、たまにユーモア。
「なんかどうでもよさそうなのに、気になる」
──そんな話を集めて、掘って、遊んでいます。
読んだ人の中に“ひとつくらい、誰かに話したくなる話”が残れば嬉しく思います。
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