小噺ショート
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朝の目覚め【掌編小説】

佐藤直哉(Naoya sato-)
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場所

寝室。窓から朝日が差し込む。

登場人物

  • 主人公: 眠りから覚めたばかりの人物。
  • 古びた鍵: 主人公の枕元に転がる、不思議な力を持った鍵。

カーテンが開き、主人公がベッドに座っている場面から始まる。

(目をこすりながら)ん、これは…?

(枕元に落ちている古びた鍵を拾う)こんな鍵、昨日までここにはなかったが…

鍵

(光を放ちながら)持ち主を待っていた

えっ?

(驚きつつも、周りを見渡すが、声の主を見つけられず)鍵が…話した?

鍵

そう

私を握る者にだけ、特別な扉を見せる力がある

今日だけ、その扉が見える

特別な扉…?

なぜ、今日だけ?

鍵

それは、運命だ

選ばれし日

開けるか否か、その選択が全てを変えるだろう

(鍵をじっと見つめ)全てを変える選択…。

でも、何が待っている?

危険?

それとも…

鍵

それは、扉を開けてのお楽しみ

ただし、警告しておく

一度閉じた扉は、二度と開くことはない

(深呼吸をして)分かった

やるしかない

見せてくれ、その扉を

主人公が鍵を握ると、部屋の一角に光が集まり、徐々に扉が形成される。

鍵

扉が現れた

さあ、運命を選ぶ時だ

(扉に手をかけ、躊躇いながら)この扉の向こうには何があるんだろう…

【幕】

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
小説を書いていたはずが、いつの間にか「調べたこと」や「感じた違和感」を残しておきたくなりました。
このサイトでは、歴史の中に埋もれた謎や、日常でふと引っかかる“気になる話”をもとに、雑学記事、4コマ漫画、風刺ショートショートとして発信しています。
テーマはちょっと真面目。
でも、語り口はすこし皮肉で、たまにユーモア。
「なんかどうでもよさそうなのに、気になる」
──そんな話を集めて、掘って、遊んでいます。
読んだ人の中に“ひとつくらい、誰かに話したくなる話”が残れば嬉しく思います。
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