小噺ショート
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時計の中の秘密【掌編小説】

佐藤直哉(Naoya sato-)
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祖父から受け継いだ古い時計。

その中には小さな手紙が隠されていた。

「時間を超える鍵を探せ」

不思議に思いながら、時計を調べた。

すると、針が逆回転を始め、部屋がぼんやりと変わり始めた。

1970年代の自分の家に戻っていた!

祖父が若かった頃の姿に驚く。

彼は微笑み、言った。

「待っていたよ、孫よ。この時計は、過去を訪れるためのもの。だが、一つだけルールがある。戻ったら、この時計は僕の若い頃の自分に渡してくれ。そうすれば、時の流れが保たれるんだ」

私は約束を守り、時計を若い祖父に渡した。

そして現代に戻ると、祖父の遺した日記が目の前に。

開いてみると、そこには私との出会いと、時計の秘密を守るための感謝の言葉が綴られていた。

時を超えた絆は、想い出と共に永遠に残る。

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
小説を書いていたはずが、いつの間にか「調べたこと」や「感じた違和感」を残しておきたくなりました。
このサイトでは、歴史の中に埋もれた謎や、日常でふと引っかかる“気になる話”をもとに、雑学記事、4コマ漫画、風刺ショートショートとして発信しています。
テーマはちょっと真面目。
でも、語り口はすこし皮肉で、たまにユーモア。
「なんかどうでもよさそうなのに、気になる」
──そんな話を集めて、掘って、遊んでいます。
読んだ人の中に“ひとつくらい、誰かに話したくなる話”が残れば嬉しく思います。
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