完璧な部下【4コマ漫画】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
「それじゃ、俺が書く意味ないですよね」
──その一言に、すべてが詰まっています。
気持ちを込めて書いたつもりが、「本音はいりません」「正しい感情を書いてください」と言われる。
その“正しさ”とやらは、誰かが勝手に決めたフォーマット。中身ではなく、型にはまっているかどうか。
よく考えてみると、これってちょっと怖くありませんか?
反省文だけじゃない。
日報、志望動機、SNSの投稿──
あらゆる場所で「こう書くべき」に支配されて、本来の自分がどんどん削れていく。
気づけば、誰が書いても同じような言葉ばかり。
それが「正しい」とされる世界に、あなたも生きていませんか?