日常のふしぎ
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朝、スマホより先に外へ出た人だけが知っている「集中力」の正体

佐藤直哉(Naoya sato-)
<景品表示法に基づく表記>当サイトのコンテンツ内には商品プロモーションを含みます。

はじめに

朝、目覚ましが鳴る。
手が伸びる。
──スマホ。

……はい、もう負けです。
一日の勝敗、ここでほぼ決まりました。

通知、ニュース、SNS、誰かの成功談、誰かの炎上。
起きて30秒で、脳内は情報の満員電車。
しかも全員、降りる気がない。

それなのに私たちは、昼前になると不思議そうな顔でこう言います。

「……なんで今日は集中できないんだろう」

いや、逆に聞きたい。
この状態で集中できると思った理由は何ですか?

起きてから今まで、
脳は一度も休憩していません。
始業前からフル残業。
そりゃ疲れます。

でも安心してください。
集中力を上げる方法は、
意識高い言葉も、自己啓発も、高価なガジェットも使いません。

必要なのは、
朝、外を歩くこと。

走らなくていい。
筋トレもしない。
上下2万円のウェアも不要です。
パジャマに上着を羽織っても、 誰もあなたを止めません。
朝はみんな、自分の人生で手一杯なので。

※本記事は筆者個人の感想をもとにエンターテインメント目的で制作されています。

結論:朝散歩は脳の起動スイッチ

ここで一度、結論を言ってしまいます。
引っ張りません。
もったいぶりません。

朝散歩が集中力を高める理由は、
光・運動・自然という3つの要素を、
まとめて、雑に、しかも半強制的に脳へ流し込むからです。

人間の脳は、かなり頑固です。
「さあ集中しよう!」とお願いしても、
だいたい無視します。

ところが、
「明るい」
「体が動いた」
「なんか静かで落ち着く」
この3点セットがそろった瞬間、

脳はこう言います。

「……あ、仕事ですか。はいはい」

やる気の有無は聞かれません。
意識の高さも審査されません。

朝散歩とは、
意志力という面倒な手続きをすっ飛ばして、
脳を勝手に仕事モードへ連行する方法
なのです。

朝の光は、脳にとっての「電源」

人間の脳は、朝の光を見て初めて
「あ、今日も稼働日なんですね」と理解します。

光がないとどうなるか。
脳はずっとスリープモード。
あなたがどれだけ「やるぞ!」と思っても、
内部では「営業時間外です」と札が下がっています。

屋外の朝の光は、
眠気を生むメラトニンを抑え、
体内時計を覚醒方向へ一気に切り替えます。

ここで重要なのは“明るさ”

室内照明は数百ルクス。
一方、朝の屋外は曇りでも数千ルクス。

同じ“明るい”でも、別物です。

この差が、
「午前中ずっとエンジンがかからない日」
「なぜか朝から頭が回る日」を分けています。

しかも朝の光のすごいところは、
今日だけで終わらない点。

朝に光を浴びると、
夜の睡眠の質まで良くなります。

つまり朝に外へ出る人は、
今日の集中力だけでなく、
今夜の自分にまで仕事を振っている。

地味ですが、 後で効いてくるタイプの効果です。

起床後30分は「集中力の仕込み時間」

起床後30〜60分。
この時間帯、体の中では静かに、しかし確実に
「本日の営業準備」が始まっています。

主役は、コルチゾールという覚醒ホルモン。

難しい名前ですが、要するに
「そろそろ動きますよ?」
体に声をかける係です。

このタイミングで光を浴び、体を動かすと、
脳は素直にこう言います。

「了解です。仕事モードに切り替えます」

では、やってはいけないことは何か。

布団 → スマホ → SNS → 二度寝。

これはもう、
「今日は営業しません」
脳に張り紙をする行為です。
しかも丁寧に。

朝散歩は、この覚醒の流れを
ぼんやり終わらせず、
そのまま集中力へ仕込んでしまう作業だと考えてください。

散歩は、前頭前野を起こす一番穏やかな方法

集中力、判断力、先延ばしをしない力。
これらを一手に引き受けているのが前頭前野です。

いわば脳内の現場監督。
スケジュール管理も判断も、だいたいここ。

ただしこの現場監督、
朝はとにかく出勤が遅い。
寝起きはほぼ不在。
椅子に座らせっぱなしだと、すぐ休憩に入ります。

「いや、まだ本調子じゃないんで」
と言い残して。

ところが軽い有酸素運動をすると話が変わります。
血流が増え、
前頭前野がようやくヘルメットを被って現場に戻ってきます。

ここで大事なのは、
気合を入れすぎないこと。

息が切れるほど走る必要はありません。
会話できるくらいの速さで十分です。

朝から全力ダッシュをすると、 現場監督はこう言いだします。

「今日はハードですね。では疲れたので離脱します」

朝散歩が効く理由は、
前頭前野に“ちゃんと働ける条件”だけを渡しているからです。

自然は、使い減った集中力を回復させる

集中力は無限ではありません。
残念ですが、月額制でもありません。

スマホを見るたび、通知を追うたび、
集中力は少しずつ削られていきます。
しかも自覚なしで。
一番タチが悪い。

そんな消耗した注意力を、
静かに回復させてくれるのが自然環境です。

木、空、風、鳥の声。
これらは脳にとって
「特に頑張らなくても処理できる刺激」

脳内ではこんな会話が起きています。

「え、これは考えなくていいやつ?」
「いいよいいよ、流しておこう」

この“考えなくていい時間”が、
使い減った集中力を回復させます。

朝という、
まだ情報がほとんど飛んでこない時間帯に、
自然の中を歩く。

すると脳は、
余計な処理をせずに済み、
集中力の残量が多い状態で一日を始められます。

「なぜか午前中がやたら捗る日」

あれは偶然ではありません。
だいたい、
朝に自然と一緒に過ごした日です。

朝散歩の最大の敵は、ポケットの中にいる

ここまで読んで、
「よし、明日から朝散歩だ」と思ったあなた。

ひとつだけ、強敵がいます。

ポケットの中です。

そう、スマホ。

朝散歩の効果を、
最短・最速・確実に台無しにする装置です。

通知音が鳴るたび、
集中力はチリのように散っていきます。
しかも本人は、
「情報収集してるだけ」のつもり。

いや、違います。
それはただの注意力の浪費です。

朝散歩の本当の価値は、
スクリーンから物理的に距離を取れることにもあります。

光を浴びる。
体を動かす。
自然を見る。

この3つを、
誰にも邪魔されずに受け取れる時間。

だから朝散歩は、
お金もかからず、準備もいらず、
わりと雑にやっても効果が出ます。

集中力を上げるために必要なのは、
新しい何かを足すことではありません。

ポケットの中から、ひとつ減らすことです。

実践:集中力を上げる朝散歩のやり方

ここで突然ですが、
完璧主義の人には一度、深呼吸してもらいます。

大丈夫です。
この朝散歩、
ちゃんとやらなくても効きます。

時間:10〜20分(「短っ」と思ってOK。慣れたら30分)
タイミング:起床後1時間以内(二度寝後でも、まあ可)
ペース:会話できる速さ(息切れ=やりすぎ)
場所:できれば緑のある道(なければ住宅街で十分)
スマホ:できれば置いていく(無理なら機内モード)

雨でも曇りでも問題ありません。
脳は天気予報を見てから働くわけではないので。

人は「理想の条件」を考え始めた瞬間、
行動しなくなります。

ウェアがない。
時間がない。
天気が微妙。

──はい、今日はやらない理由が完成しました。

なので大事なのは、
考える前に外へ出ること。

パジャマでもいい。
数分でもいい。

まずはドアを開ける。
それだけで、この実践編は合格です。

最後に

朝の道は、意外と何も起こらない

朝の道は、驚くほど静かです。
事件も起きないし、ドラマも始まらない。
トレンドにもなりません。

誰も評価しない。
誰も急かさない。
誰もあなたの集中力を横から奪いに来ない。

……朝って、こんなに放っておいてくれる時間だったっけ?
と、たぶん少し戸惑います。

でもその「何も起こらなさ」の中で、
脳はようやく本来の仕事に戻ります。

通知に反応しなくていい。
比べなくていい。
急がなくていい。

もし明日の朝、
スマホを手に取る前に、
「まあ、ちょっと外でも歩くか」と思えたら。

それだけで、
今日よりほんの少し、
頭が澄んだ一日が始まります。

集中力は、
必死に探し回って手に入れるものではありません。

朝の光の中に、最初から置きっぱなしです。

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
文章を書くことを楽しむ自称・小説家です。
歴史や文化、日々の暮らしに潜む雑学を題材に、小噺や物語のタネになるエピソードを発信しています。
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