その他の不思議
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床を剥がしたら金貨が出た。世界で本当にあった「まさかの発見」

佐藤直哉(Naoya sato-)
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はじめに

床の下から金貨が出た⁉

2019年、イギリス・ノースヨークシャー。

古い家に暮らす夫婦が、

自宅のキッチンを改修していました。

床を剥がし、

コンクリートを砕く。

すると、

その下に金色のものが見えます。

夫婦は最初、

「電気のケーブルかな?」

と思ったそうです。

ところが掘ってみると、

出てきたのは小さな陶器の容器。

中には、

金貨。

一枚ではありません。

二枚でもありません。

その数なんと、

266枚。

しかも、

1610年から1727年にかけて作られた金貨でした。

夫婦は、

宝探しをしていたわけではありません。

ただ、

キッチンの床を直したかっただけです。

それなのに、

工事は途中から、

約300年前の誰かの貯金を掘り出す作業に変わりました。

しかも、この家に金貨を隠した人物については、

かつて家を所有していた裕福な商人一家との関連が考えられています。

昨日まで、

その上を普通に歩いていた床です。

宝探しは、ときどきリフォームから始まります。

※本記事は筆者個人の感想をもとに制作されているため、正確ではない情報の可能性があります。また、本文中の人物名については、文章を読みやすくするため敬称を省略しています。

探していたのはハンマー

1992年、イギリス・サフォーク州。

農家のピーター・ワットリングが、

畑でハンマーをなくしました。

困ったのは、

広い畑のどこに落としたのか分からないこと。

そこで友人のエリック・ローズに頼みます。

彼が持ってきたのは、

金属探知機でした。

目的は、

あくまでハンマー探しです。

畑を歩く。

ピッ。

「あったか?」

掘ってみます。

違いました。

出てきたのは、

ローマ時代の銀貨。

もう一度、

探知機を動かします。

ピッ。

また掘る。

今度は、

金貨。

さらに鳴る。

また掘る。

また金貨。

銀貨。

指輪。

ブレスレット。

銀の食器。

いつまでたっても、

ハンマーが出てきません。

代わりに出てくるのは、

約1600年前の財産ばかりです。

最終的に見つかったのは、

金銀貨およそ1万5000枚。

さらに宝飾品や銀器まで含む、

巨大なローマ時代の財宝でした。

後に、

「ホクスン財宝」

と呼ばれることになります。

ちなみに、

最初に探していたハンマーも、

ちゃんと見つかりました。

しかも現在は、

そのハンマーまで大英博物館に収蔵されています。

ただし、

財宝が誰のものだったのかは、今も分かっていません。

ピアノを直したら、金貨が出た

2016年、イギリス・シュロップシャー。

学校に寄贈された、

古いアップライトピアノ。

調律師が、

いつものように中を開けます。

弦を確認する。

ハンマーを見る。

音のズレを探す。

すると、

奥に見慣れない包みがあります。

「……これ、何だ?」

取り出す。

開く。

中には、

金貨。

一枚。

また一枚。

さらに出てきます。

調律するはずだったピアノから、

大量の金貨が出てきました。

しかも古いものばかり。

ヴィクトリア女王(1837〜1901年)から、

ジョージ5世(1910〜1936年)の時代にかけての金貨でした。

ざっくり言えば、19世紀半ば〜20世紀初めごろのものです。

ここで問題が一つ。

誰が入れたのか分かりません。

ピアノの過去の持ち主を調べる。

さらに前も調べる。

それでも、

隠した人物にはたどり着きませんでした。

誰かが、

かなりの財産をピアノの中に隠した。

でも、

その理由も、

持ち主も不明。

調律師が探していたのは、

音のズレでした。

見つかったのは、誰のものか分からない金貨でした。

少年は、それを6シリングで売った

1873年、英領ギアナ。

12歳の少年が、

親族の古い手紙を整理していました。

封筒をめくる。

紙をどける。

その中に、

赤紫色の切手が一枚。

少し変わっている。

でも、

大金になるようには見えません。

少年はその切手を、

地元のコレクターへ売りました。

6シリングで。

現在の為替で単純に置き換えると、

約60円ほど。

※もちろん、1873年当時の6シリングは今よりずっと大きな価値がありました。

その後、

切手は何人もの持ち主を渡っていきます。

そして、

ただの古い切手ではなかったことが分かってきます。

名前は、

「英領ギアナ1セント・マゼンタ」

現存する同種の切手は、

この一枚だけ。

それから141年後。

2014年のオークションで、

948万ドル。

当時の為替で、

約9億6700万円。

12歳の少年が6シリングで手放した一枚が、

100年以上たって、

世界最高峰の切手になりました。

もし当時、

誰かが少年に、

「それ、いつか10億円近くになるよ」

と言っても、

たぶん笑われたでしょう。

宝は、

見つけた瞬間から、

宝らしく見えるとは限らないようです。

宝が出た畑を、もう一度探してみた

2002年、デンマーク・ロラン島。

アマチュア考古学者が、

金属探知機を持って畑を歩いていました。

この畑では、

約40年前にも、

銀の財宝が見つかっています。

となれば、

気になることは一つです。

「まだ残ってるんじゃないか?」

探知機を動かします。

ピッ。

掘る。

銀。

少し歩く。

また、

ピッ。

また銀。

さらに探す。

また出る。

見つかったのは、

バイキング時代の銀製品、

約50点。

重さは合わせて、

約1.3キロありました。

しかも、

約40年前に見つかったものとは、

別の財宝でした。

一度宝が出た畑を、

もう一度探してみた。

すると、

本当に二つ目が出てきたのです。

では、

今度こそ全部見つかったのか?

それは、まだ誰にも分かりません。

宝なのに、全部バラバラだった

2009年、イギリス・スタッフォードシャー州。

畑から、

金が出ました。

でも、

少し様子が変です。

出てくるのは、

完成した宝物ではありません。

曲がった金。

折れた部品。

剣の飾り。

兜の破片。

装飾品の一部。

「なんで、全部壊れてるんだ?」

見つかったのは、

破片を含めて約4000点。

後に、

「スタッフォードシャー財宝」

と呼ばれることになります。

金もある。

銀もある。

立派な武具だったものもある。

それなのに、

なぜかバラバラ。

墓でもない。

建物の跡でもない。

戦場だったとも、

はっきり分かっていません。

誰がここに置いたのか。

なぜ壊れていたのか。

今も、

答えは出ていません。

宝は見つかりました。
理由だけが、まだ見つかっていません。

宝を見つけた。さて、誰のもの?

地面から、

金貨が出る。

「やった!」

手に取る。

眺める。

少し笑う。

でも、

そのまま持ち帰れるとは限りません。

「これ、誰のものになるんだ?」

そこから、

確認が始まります。

土地の持ち主。

届け出の必要。

文化財かどうか。

発見した人に権利があるのか。

「見つけた人のものじゃないの?」

そう簡単には決まりません。

国や場所によって、

扱いも変わります。

つまり、

宝を見つけた瞬間に決まるのは、

「宝があった」ということだけ。

誰のものになるのかは、そのあとです。

最後に

怪しい場所ほど、出てこない

キッチンの床。

学校のピアノ。

いつもの畑。

古い手紙。

どれも、

宝がありそうな場所には見えません。

「ここには何もないだろ」

そう思われたまま、

誰も掘らない。

誰も開けない。

誰も気にしない。

そのまま、

何十年。

何百年。

気づけば、

宝の方が人間より長く残っていました。

考えてみれば、

最初から怪しい場所なら、

とっくに誰かが調べています。

長く見つからなかったのは、

隠し方が上手だったからではなく、

あまりにも普通の場所にあったからなのかもしれません。

だとすれば、

次に何かが見つかる場所も、

今はまだ、

誰かが毎日その前を通っていて、

そして今日もきっと、

「ここには何もない」と思われたままなのかもしれません。

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
文章を書くことを楽しむ自称・小説家です。
歴史や文化、日々の暮らしに潜む雑学を題材に、無駄雑学などの小噺を発信しています。
どうぞ、ふらりと覗いてみてください。
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