【都市伝説】廃墟でしか現れないWi-Fi『みている』の正体とは？

あなたのスマホが拾ったその電波──

それは、通信か、それとも“警告”という名の呪いか？

はじめに

😱 あなたのスマホが拾ったその電波、本当に“Wi-Fi”ですか？

それはある晩のこと。

都市の片隅、誰も近寄らない廃墟と化した元オフィスビルで、ひとりの若者がスマートフォンを手に歩いていた。

ふと画面を見れば、そこには見慣れないWi-Fiネットワークが──。

SSID（Wi-Fiのネットワーク名）は、まるで問いかけのような4文字。

「みている」

Wi-Fi？

それとも、警告？

このビルには電気が通っていません。

ルーターも、管理人もいない。

それなのに、建物の中に一歩踏み込んだその瞬間、スマホは確かに強力な電波を掴んだのです。

しかも、パスワードもなく誰でも接続可能。

……ただし、その接続が“何か”を目覚めさせる引き金だったとしたら？

これは電波じゃない。“視線”だ。あなたを見つけるための。

※本記事はエンターテインメント目的で制作されています

🧍‍♂️ そのWi-Fiに触れた“瞬間”、何が起きたのか？

目撃証言

A氏のケース：廃墟に現れた“もうひとつの視線”

• 心霊スポット巡りの途中、廃ビルの奥で「みている」を検出
• 📸 スマホのカメラアプリがひとりでに起動し、シャッター音
• 映った画面の中には、振り返ってもいない“誰か”の姿が──

B氏のケース：見えない誰かが、SNSを操る

• 接続直後、SNSアプリが勝手に立ち上がる
• 「見ている」「ここにいる」という不気味なメッセージが、B氏の名義で投稿
• 投稿された日時は、実際の訪問日よりも“数日前”。時間の整合性が崩れていた

C氏のケース：スマホが記録した“上空からの自分”

• 接続した瞬間、スマホがフリーズ。操作不能に
• 数分後、再起動したスマホのギャラリーには──
• 🖼️ 明らかに自分を上空から見下ろすような写真
• 撮影者不明。アングル不明。記録者、完全不明

🧠「これは誰かに見られていたんじゃない。“見られた記録”を残されたんだ」

🔌 通信インフラが死んでいるのに、なぜ？

なぜか“生きている”Wi-Fi

常識ではありえない──。

廃ビルの奥底、電気も通っていない空間で、まるで意志を持ったように存在するWi-Fi「みている」

その正体を探るべく、考えられる“現実的な”技術の候補を挙げてみましょう。

1. 🔋 長寿命バッテリーを内蔵した自律型装置
   誰かがこっそり仕掛けた実験用機器？
2. 🌐 無線給電を活用した隠蔽ルーター
   壁や天井の裏に設置され、外部からは一切見えない可能性も。
3. 🛰️ 軍用レベルのステルスビーコン
   対象者の行動ログを収集する“狩猟型の電波”だとしたら──？

しかし、どの仮説も“説明できるが納得できない”。

📡 誰が何のために？──その問いこそが、このWi-Fiの最も不気味な部分なのです。

👁️ 「みている」が放つ無言のプレッシャー

たった４文字が放つ強力な力

何気なく表示されるそのSSID──「みている」

たった4文字なのに、心の奥をじわじわと侵食してくるような不気味さがあります。

• ネーミングだけで“監視されている”と錯覚させる心理的圧力
• Bluetoothやセンサーが突然機能不全を起こすという報告も複数

しかも、このWi-Fiはインターネットには一切繋がっておらず、閉じたローカルネットワークだけが存在。

つまり、“どこか”と繋がるためのものではなく、“誰か”を閉じ込めるための檻のような仕組みではないか──。

そんな見方すら浮上しています。

Wi-Fiというより、これは“見えない部屋”。
接続した瞬間、あなたは中に入ってしまうのかもしれません。

🕵️‍♀️ 奇妙すぎる“行方不明”との接点

消えた3人

このWi-Fiが検出される廃ビル周辺では、ここ5年のあいだに少なくとも3人の失踪者が報告されています。

そして、その3人には不気味な共通点が

• いずれもスマートフォンを所持していた
• 最後の目撃は“夜間”かつ“単独行動”中
• 目撃された場所はいずれもこのビルの半径数百メートル以内

ですが、事態はここからさらに奇妙になっていきます。

彼らのSNSアカウントは、失踪後も“活動を続けていた”──

メッセージの返信、位置情報の更新、ログイン履歴の動き。

まるで“誰か”が本人になりすまして操作しているかのような挙動が散見されているのです。

その“誰か”が、人間だという保証はどこにもありません。

🚨 「みている」に接続した瞬間、その人は“向こう側”に行ってしまったのかもしれない……

🔍 専門家が震えた“3つの仮説”

テクノロジーで解明できるのか？

「Wi-Fiは技術の産物。だから、理屈で説明できるはずだ」──そう考えるのは当然です。

では、現代の知識を総動員してもなお、この“みている”という現象が説明できないのは、なぜなのでしょうか？

現在、専門家の間で囁かれている主な仮説は次の3つ

• 🧑‍💻 偽装Wi-Fiによるフィッシング説（イビルツイン）
  └ 特定の場所に誘導し、個人情報を抜き取るための罠。
  　 しかし、なぜ誰もいない廃ビルで？
• 🕵️‍♂️ 極秘実験中の監視デバイス説
  └ 軍や研究機関が“人間の反応”を収集しているという説。
  だが、証拠も目的も一切不明。
• 🧠 集団心理による認知共鳴説
  └ 都市伝説が人々の五感と記憶を書き換える。
  ……でも、物理的なログや写真の存在はどう説明する？

どの説も、部分的には筋が通っているように見えて──決して「納得」には至らない。

🤔 最も不気味なのは、“科学”の枠を超えた現象が、日常のすぐ隣で起きていることなのかもしれません。

📸 スマホに残された“知らない自分”

それは誰の視点か？

このWi-Fiに接続した人々のスマートフォンに、決まって現れる“奇妙な写真”。

• 📱 ギャラリーに突然追加される、撮影の記憶のない画像
• 🤳 撮影アングルは天井付近や斜め後方から──自撮りでは絶対に不可能な構図
• 🕰️ タイムスタンプは、現実の訪問日よりも“数日後”になっている
• 👤 背景には必ず、顔の判別ができない“誰か”の姿が紛れている

スマホの履歴にもカメラの起動ログは残っていない。

通知もなければ、操作した痕跡もない。

ただし、その写真に写っている“あなた”は──確かに“その場所にいた”あなた自身だ。

🔒 誰が、いつ、どこで、どうやって撮ったのか。
その答えよりも怖いのは──“撮られること自体が計画だった”可能性です。

🎧 聞こえた瞬間、もう戻れない

スピーカー越しの“誰か”

「みている」に接続したその瞬間、あなたのスマホが、まるで“内部から”ささやいてくるような感覚──。

耳ではなく、意識の内側へ直接滑り込むような囁き声が、あなたを包む。

• 🎙️ スピーカーから滲み出るのは、人語のようで人語でない低音のささやき
• 🎧 録音し逆再生すると、「みている」「そっちを見て」といった意味のある語句が浮かび上がる
• 📼 波形を解析すると、それは“人間の声帯”と極めて近いパターンを持っていた

もはや、ただのノイズとは呼べない。

👂 誰かが、あなたの中に“入り込もうとしている”のだとしたら──？
それは声ではなく、意思のかたちをした侵入なのかもしれません。

⚠️ スマホ越しに“あなた自身”が書き換えられる瞬間

都市伝説だと笑っても構いません。

SF的な設定だと切り捨ててもいいでしょう。

けれど──もしそれが現実だったとしたら？

知らないWi-Fiに無防備で繋ぐという行為は、“あなたの存在を明け渡すこと”に他なりません。

📌 これは“つながる前に知っておきたい”生存マニュアル

• 🔓 パスワードがないWi-Fiは、出入口が開け放たれた“無人の部屋”。
  誰でも入り、誰でも覗ける
• 🚨 意味深なSSIDは、単なる名前ではなく“警告文”だと読むべき
• 🧾 接続したその瞬間、あなたの行動・位置・存在がログとして保存される──それが“誰の所有物”になるのか、知る術はない

あなたのスマホが受信したのは、通信ではない。
それは“同化”のための最初の呼びかけだったのかもしれません。

最後に

💡 「みている」──それは呼びかけか、それとも罠か？

もしあなたのスマートフォンに、“あの4文字”がふいに現れたとしたら。

「みている」

それは都市伝説のフリをした、悪質なジョークかもしれません。

あるいは、あなたの存在をじっと観察していた“何か”が差し出した最初の合図なのかもしれません。

接続しますか？ それとも、背筋を冷たくしながら静かにスマホをしまいますか？

その選択がつなぐのはインターネットではありません。

そこにあるのは──“誰かに見られている世界”への扉なのです。

４コマ漫画「接続しますか？」

佐藤直哉（Naoya sato-）

ブロガー/小説家

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普段は小説家たまにブロガー
物語を生み出す事に楽しみを見出して様々な作品を作り出しています。
特にショートショートや４コマ漫画のような短い物語を作ることに情熱を注いでいます。
楽しんで頂ければ嬉しく思います。