Skyrim(スカイリム)初日から笑いと恐怖が押し寄せる──チーズで命を狙われ、バケツで秩序を壊し、熊と巨人に空へ飛ばされた話
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はじめに

🎮 ゲーム紹介
Skyrimは“自由すぎる箱庭”で繰り広げられる
壮大な予測不能ドラマ
スカイリム。
それは、雪に覆われた寒冷地を舞台に、ドラゴンが空を舞い、人が自由に生きることを許された、まさに“なんでもアリ”な世界です。
- 剣で戦う英雄にもなれるし、
- 魔法で空を焼き払う大魔導士にもなれる。
- 盗賊団のボスにも、吸血鬼にも、ただの農夫にもなれる。
- 戦わずに、動物を狩り続ける“孤高の狩人”として生きる人生だってOK。
世界中で6000万本以上が売れ続けるのも納得。
ここでは「どう生きたいか」をプレイヤー自身が決められます。
でも──それは同時に、「何が起きても自己責任」という宣言でもあります。
スカイリムには、説明もチュートリアルもなく、突然“事件”がやってきます。
「真面目にやってるのに、なぜか笑ってしまう」
Skyrimは、計算通りにいかないことを、笑って楽しむためのRPG。
バグ、物理演算の暴走、NPCの予測不能な動き。
真面目に遊ぼうとするほど、“壮大なコント”に引き込まれてしまうのです。
あなたの一歩が、爆笑の引き金になる。
Skyrimとは、そんな“自由と混沌のサンドボックス”です。
※本記事はエンターテインメント目的で制作されています。
🧀 事件簿①:一片のチーズが招いた村総出の大騒動

最初に足を踏み入れた小さな村、リバーウッド。
雪解け水のせせらぎが心地よく、村人たちはのんびりと薪を割り、木造の宿屋からはパンとスープの香りが漂う──まるで絵本のような田舎の風景。
そんな中、棚の上に置かれた、妙にツヤのあるチーズが目に入りました。
「グラフィック、思ったよりリアルだな…」と視点を調整していたそのとき。
つい、指が滑って“取る”ボタンを押してしまいました。
インベントリにチーズが入ったその瞬間、世界が一変します。
💥「泥棒!泥棒よッ!」
宿屋の女将が包丁を振り上げて突進してくる!
すると、薪割りをしていた村人まで武器を手に取り、怒号とともに集まってきます!
まさに村総出のチーズ包囲網──衛兵すらいない村では、自警団が正義なのです。
⚠️ 結果:リバーウッド市民連合 vs 冒険者(罪状:チーズ一片の不法所持)
Skyrimでは「アイテムを拾う」という行為が、時として全面戦争の引き金になります。
警告もなく始まる地獄、それがスカイリムの“おもてなし”。
🪣 事件簿②:ゲームの常識が壊れる

たった1個のバケツが、ゲームの常識を壊した日
リバーウッドでの大騒動から逃げおおせた私は、ホワイトランという都会的な都市へ。
今度こそ真面目に生きよう。
まずは武器を買って、冒険者らしく出直すんだ。
意気込んで入った武器屋の店内。
💰「鉄の剣、高っ……」
財布の中身は心もとない。
そのとき、ふと頭の片隅に浮かんだ“禁断の豆知識”──
✅ 商人の顔にバケツをかぶせる → AIの視界がゼロに
✅ → 商品が“見られず”盗み放題になる
そんなバカなと思いつつも、近くに転がっていた木のバケツを拾い、そっと店主の頭にかぶせてみると──
……ピクリとも動かない。
完全に“壁”と化した商人の前で、私は堂々と棚からアイテムをポーチへ。
彼は何一つ気づかず、レジにも目をくれず、ただそこに佇む“オブジェ”となったのです。
🎭 あまりの出来事に一瞬ためらったけれど、気づけば自分も役者のように静かに動いていました。
「これがSkyrim。バケツ一つで秩序が崩壊する世界」
現実では笑い話でも、ゲーム内では完全な革命。
Skyrimの物理エンジンは、常識という名の土台ごとひっくり返してくるのです。
🐻 事件簿③:野生動物からの洗礼

熊、それは“走るボス戦”だった
装備を整え、「そろそろ本格的な冒険だ!」と雪山の探索に繰り出した私。
木々の影が深まるその森の奥で、突然、低く重たい“咆哮”が響き渡ります。
「……なんだあれ?」
目を凝らすと、木立の間から姿を現したのは、想像をはるかに超える巨体──熊。
ただの野生動物とは思えぬ迫力。
“肉の塊”が脚力で突進してくる姿は、まさに自然が生んだボス戦です。
私は即座に逃走を選びましたが、
🧊 熊、速すぎ。
弓矢も魔法を構える暇すら与えられず、攻撃を受け、回復は間に合わず途中で中断。
気づけば画面は地面を映しており、私は力尽きていました。
再挑戦しても結果は変わらず──
岩を飛び越え、木々をなぎ倒し、一直線に迫ってくるその殺意には、もはや笑うしかありません。
📝 熊との戦い、序盤は“戦闘”にもならない一方的な狩り。
Skyrimの自然は、背景ではありません。牙をむく敵です。
🦵 事件簿④:巨人の一撃で空を舞う

その辺にいる最強クラスの存在
スカイリムの広大な草原を歩いていると、遠くの丘の上に、のっそりと巨大な影が動くのが見えました。
「なんだろあれ?」と軽い気持ちで近づいてみると、そこにいたのは巨人。
棍棒を肩に担ぎ、マンモス(みたいな動物)を従えて悠然と歩くその姿は、まるでこの世界の主のよう。
それでいて、どこか牧歌的な雰囲気すら漂っていたのです。
「たぶん中立キャラだろうし、見物だけなら平気だよね」
──その油断が、運命の分かれ道でした。
あと数歩という距離まで近づいたそのとき、巨人がぬるりとこちらを振り向き、次の瞬間、棍棒をためらいなくフルスイング!
💥 ドカンッ!という間もなく、私のキャラは“点”になって空高く飛び上がりました。
カメラは空を向き、地面がどんどん遠ざかっていく。
そして落下──衝撃音も聞こえず、画面は静かに暗転。
Skyrimの巨人は、ボスより強いとかそういうレベルではありません。
もはや“自然災害”です。
しかも、そんな彼らが普通にその辺にいるという事実が恐ろしい。遺跡の近く、村の外れ、丘の上……何気ない場所すべてが、打ち上げポイントになる可能性を秘めています。
「ちょっと観光に来ただけだったのに、スカイダイビングをさせられるなんて──」
スカイリムの巨人は、あなたの冒険を物理的に“飛躍”させてくる存在なのです。
🔮 事件簿⑤:魔法は“ロマン”か“罰ゲーム”か

魔法のススメ
Skyrimをプレイする人なら誰しも一度は憧れる“魔法使い”の道。
火の玉が宙を舞い、雷が空を裂き、氷の魔法が敵を凍てつかせる
──そんな壮大な魔法バトルに胸を躍らせたことがあるでしょう。
でも、現実(ゲーム内)はそう甘くないのです。
🔻 初心者魔法使いが直面する“残酷な現実”
- 詠唱中に攻撃されると簡単に中断される
- 魔法の使用に必要な“マジカ”がすぐ尽きる
- 敵は魔法にひるまず猛然と反撃してくる
💥 火の玉が直撃したのに、敵は無表情で剣を振り上げてくる──
「魔法、効いてる気がしないんだけど!?」
華やかなエフェクトとは裏腹に、破壊魔法は“派手なだけで火力が足りない”ことも多く、油断すると即ピンチに。
🧙♂️ それでも魔法で戦いたいあなたに
では、どうすれば魔法使いとして生き延びられるのでしょう?
✅ 回復魔法で粘る(生存力が命)
✅ 召喚魔法で仲間を呼び出す(肉壁万歳)
✅ 幻惑魔法で敵を錯乱(交戦せずに逃げる)
✅ 破壊魔法はコンボや環境トラップと組み合わせて使う(単発で倒そうとしない)
※破壊魔法以外は結構強い⁉
Skyrimで魔法を使うとは、“工夫で勝つ”という知恵の戦い。
遠距離で一方的に攻められると思ったら大間違い。
詠唱タイミング、距離感、敵との相性──すべてが戦局を左右します。
魔法プレイは確かに難易度が高く、まるで“縛りプレイ”のように感じることもあります。
しかし、だからこそ勝てたときの達成感はひとしお。
派手な魔法演出が決まった瞬間、あなたは“真のロールプレイ”を体験することになるでしょう。
魔法は不遇。でも、美しい。
🔥 本当の敵はドラゴンじゃなかった

プレイヤー vs 世界の“誤解”バトル
Skyrimといえば、当然ドラゴンとの壮絶バトルを思い浮かべるでしょう。
でも実際、初日に私を本気で追い詰めてきたのは──
- 包丁を振りかざし襲いかかる宿屋の女将
- あらゆる障害物をものともせず突進する山の主・熊
- そして何より、盗みを正当化してしまう自分自身の思考
「危険なのはドラゴンじゃない、油断したプレイヤーの脳みそだ」
Skyrimの世界は自由です。
その自由は、善行も悪行も、すべてプレイヤーの選択に委ねられています。
だからこそ起きる、“理不尽に見えて当然の結果”。
プレイヤーの無知、好奇心、判断ミス──
それらが次々と事件を巻き起こし、気づけばあなたは世界と戦っている。
でも不思議と腹は立たないのです。
Skyrimは、“やらかし”すらエンタメに変える魔法を持っています。
ミスした数だけ、思い出が増える。
死んだ回数だけ、ネタになる。
このゲーム、全力でふざけて全力で笑えるRPGです。
🖼️ そしてメインクエスト、終了のお知らせ

鶏への誤爆が招いた、村人総出のバトルロワイヤル
それは何気ないボタン操作でした。
初期装備の剣を素振りしていた私。
反応やモーションを確認するだけの、ただのルーティンだったのです。
ところがその刃が、偶然通りかかった一羽の鶏にヒット──。
「ま、鶏でしょ?野生動物だし、問題ないっしょ」
そんな軽い気持ちでいたのも束の間。
🔥「なにしてる!!」
宿屋の前で談笑していた老人が棍棒を持って走り出し、鍛冶屋が怒声をあげ、さらには薪割り中だった青年まで加わって、即席の自警団が結成されました。
⚔️ “聖なる鶏”を冒涜した者への制裁──村の掟は鉄より固い。
あくまで誤射、謝罪も間に合わず、やむを得ず応戦。
しかしその混乱の中で、村人のひとりをうっかり倒してしまった瞬間──
画面に無情の文字が表示されます。
🩸「メインクエスト失敗」
メインクエストって失敗するんだ……!?
鶏一羽から始まる、人生最大の分岐点。
スカイリムでは、すべての行動に“予期せぬ帰結”が付きまといます。
鶏を殴れば、村が燃える。 謝る暇もなく、世界が敵に変わる。
この世界では、油断は命取り──いや、物語の方向すら変えてしまうのです。
※ちなみにその後、次の都市「ホワイトラン」に行くことでメインクエストは無事進行可能でした。
完全に詰んだわけではありませんが、心はもう鶏に敗北していました。
✍ 最後に

Skyrimは“想定外が正解”のRPG
チーズを拾って村から命を狙われ、 バケツ一つで店の秩序が崩壊し、 森の奥で熊に吹っ飛ばされ、 ロマンに満ちた魔法は火力不足で裏切る──
そんな世界で、今日も私は元気に生きています。
「このゲーム、理不尽すらエンタメになる」
Skyrimには、どんな計画も通用しない瞬間があります。
それでも笑えるのは、理不尽に出会うたび、ゲームの“自由”を実感するからです。
やりたいことをやればいい。
失敗しても、それが最高の思い出になる。
Skyrimとは、そういう世界。
完璧な冒険を夢見てスタートしても、 気づけば“バグ込みの爆笑ロードムービー”が始まっているのです。
そして私はまた、棚のチーズを前に立ち止まる──
今度こそ、ボタンを押さない。
いや、押す?
そんな葛藤こそが、このRPGの中毒性なのです。