日常のふしぎ
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いま“気づけばひとりで旅に出てる人”が激増しているワケ

佐藤直哉(Naoya sato-)
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はじめに

空港でふと感じる“あの違和感”、正体は?

空港に入った瞬間、胸の奥で小さくざわつく
――「あれ? ひとりで歩いてる人、多すぎない?」という、あの謎の違和感。

キャリーケースをゴロゴロ引きながら黙々と歩く人たちの行列は、もはや“個人行動”ではなく“単独行動が標準装備”の世界でも始まったのか?と言いたくなるほど。

そして驚くべきことに、これは単なる思い込みではありません

調査によれば、世界の旅行者の54%が「2024年は一人旅を検討」
日本に至っては39カ国の中で一人旅比率トップ
観光庁のデータでも、2019年から一人旅経験者が250万人増加という公式の数字。

「ちょっと日本…どこへ行くつもり?」とツッコミたくなるものの、どうやら本気で“ひとり旅国家”になりつつあるようです。

もちろん「自由で気楽だから」という王道理由はあります。
でも、それだけでこんな爆発的増加が起こるでしょうか?
…分かりません。

その裏側には、この時代だからこその“深い理由”があるのです。

※本記事は筆者個人の感想をもとにエンターテインメント目的で制作されています。

一人旅が愛される“わかりやすい理由”

誰にも合わせなくていい——これ以上ない自由

アンケートでも不動の1位。

それは、圧倒的自由

  • 自分のペースで動ける
  • 好きなように予定を変えられる

つまり、「友人の『あと5分だけ…』に一切付き合わなくていい権利」です。

大人になると自由は減るばかり。
朝の集合時間、ランチの相談、ホテルのチェックインタイミング…。
一人旅なら、それ全部まとめてスキップ可能。

目覚ましの時間も、歩く速度も、休憩の頻度も、何を食べるかも、完全に“自分ルール”。この快感、一度味わうと戻れません。

メンタルが整い、自分と向き合う時間が生まれる

心理学的にも、一人旅はメンタルに良い影響があるとされています。

  • 自己発見が進む
  • 自立心が育つ
  • ストレス耐性が強くなる
  • 人生満足度が高まる

「旅するとちょっと変われる」みたいなアレ、実は根拠があります。
知らない街を歩いて、自分の判断で進み、ふいに心の奥が軽くなる
――そんな瞬間が生まれやすいのが一人旅。

特に最近は、“自分と向き合うための時間”を求めて旅に出る人が増えています。
旅先のカフェでコーヒーを飲むだけで、呼吸が深くなり、心が静かにほどけるような時間が訪れます。

YOLOとFOMOが背中を押している

コロナ禍で世界中が学んだこと――

「行けるときに行かないと、本当に行けなくなる」

この感覚が、価値観に革命を起こしました。

ここで出てくるのが、最近よく聞く2つのワード。

  • YOLO(You Only Live Once)
    → 人生一度きりなんだから、行けるときに行こうという前向きな勢い
  • FOMO(Fear Of Missing Out)
    → チャンス逃したら後悔しそう…という“逃す恐怖”

この2つが合わさるとどうなるか?
はい、一人旅が加速します。

友人の「今月は無理かも…」で何度も旅がボツになった経験、ありませんか?
あれ、もう卒業していいんです。
一人旅なら何も失われません。

“行きたいときに行く”というシンプルな幸せこそ、今の時代の価値観です。

女性のソロ旅増加で「一人」が普通になった

世界的に女性のソロ旅が増え続け、ある旅行会社ではソロ予約の7割が女性というデータも。

理由は前向きそのもの。

  • 自立したい
  • 一人の時間を大切にしたい
  • 新しい経験を求めている

「ひとりは危険」という概念は過去のもの。
今はむしろ、“ひとりのほうが快適・安全に動ける”という認識が広まり、一人旅のハードルは一気に下がりました。

ここからが本質。一人旅が増えた“社会的な理由”

価値観のシフト——“みんなで”から“自分の時間”へ

コロナ禍という、人生でなかなか味わえない“長期・全国民参加型イベント”を経験した結果、多くの人が気づいてしまいました。

「あれ? 私の時間、思ったより有限じゃない?」

そう、これまで
“みんなで”
“合わせて”
“なんとなく”
で動いていた価値観が、ガラッと変わったのです。

そして今の時代は、物より“経験”が重視される流れに完全シフト。
ブランド品を買うより、ひとり旅で感じたちょっとした発見のほうが心を満たす
――そんな人が増えました。

「結局、自分の時間が一番の贅沢だったんだ…」という、シンプルだけど強烈な真実に、多くの人がようやく気づいた結果なのです。

テクノロジーが一人旅の不安をほぼ消した

昔の一人旅といえば“迷子?それも旅の味だよね”みたいな精神論が必要でした。
地図は風と勘で読む、道に迷うのはデフォ、知らない言葉は笑顔で乗り切る。
…いや、それ無理だから!と今の私たちは堂々と言えます。

  • 地図アプリで迷子免除
  • 翻訳アプリで言語の壁を瞬間突破
  • レビューで「ここ大丈夫?」を事前調査

スマホひとつで旅の8割は何とかなるどころか、下手したら“旅の相棒ランキング1位”に入ってくる勢いです。
「正直、友達より頼れる瞬間あるよね?」と思ったことがあるなら
——はい、それがまさに現代の一人旅です。

旅行業界が“一人客”を歓迎するようになった

旅行業界も時代の風を敏感にキャッチしてきました。
これまで“複数名前提”みたいな顔をしていたのに、今では一人客を見るとニッコニコ。
態度の変わりように、こちらが照れるレベルです。

  • 一人旅専用プランが増え
  • 追加料金(あの悪名高きシングルサプリ=“1人参加だと部屋代が割高になる追加料金”)も軽減され
  • ソロでも参加しやすいイベントがぞくぞく登場

もはや「一人でも大丈夫ですよ」なんて控えめな時代は終了。
現在は、
「むしろ一人で来てくれてありがとう!こちら準備万端です!」
とでも言いたげな、あたたかい“ウェルカム体制”になっています。

ストレス社会の“緊急避難所”として求められている

仕事、家族、SNS…。
気づけば私たち、ずっと誰かの期待に応える競技にエントリーし続けてるのでは?というほど、日々プレッシャーの中を走っています。

だからこそ、一人旅で訪れる“誰にも気を遣わなくていい時間”は貴重すぎるご褒美。
旅先で海をぼーっと眺めているだけで心が静まるのは、メンタルが浄化されたわけでも悟りを開いたわけでもなく、ただ脳が久々に「オフモード」に入っただけなのです。

むしろその“オフ”が、現代人にとっては最高の贅沢。
一人旅は、いわばストレス社会の“臨時避難シェルター”みたいな存在なのです。

日本特有の“おひとり様文化”が追い風に

ひとり焼肉、ひとり映画、ひとりカラオケ…。
気づけば日本、“ひとりで全部楽しめる国ランキング”があれば上位独占しそうな勢いです。

しかも、この“ひとり文化”が成熟しているだけでなく、治安の良さまでセット。
そりゃあ一人旅のハードル、下がりますよね。

結果として、

「一人で旅行するのは変わってる」→「一人で旅行するのが普通」

という価値観のシフトが、ごく自然に広がったわけです。
むしろ今となっては、「誰かと予定合わせるほうが難しくない?」という声すら出そうなくらい、日本は“おひとり様フレンドリー国家”になっています。

最後に

なぜ僕らは一人で旅に出るのか?

結論は、とてもシンプルです。
いや、シンプルすぎて「もっと理由あるんじゃ?」と疑いたくなるほど。

自分の人生を、自分のペースで歩きたいから。

でも、この“当たり前なのに一番難しい願い”を満たすのが、一人旅なのです。
気づけば社会もテクノロジーも旅行業界も、その欲求に合わせてスッと道を空けてくれました。

もはや一人旅は特別扱いではなく、生活の延長にある自然な選択肢になっています。

そして最後にひとつだけ、どうしても伝えたいことがあります。

旅は景色を見るためのもの、と思われがちですが
——本当はその景色の前に立つ“今の自分”と対話する時間なのかもしれません。

誰かと行く旅は楽しい。
写真を撮り合ったり、同じ料理を褒め合ったり、それも最高です。
でも、自分と旅する時間には、不思議と心の奥がしずかに澄んでいくような深さがあります。

次の休み、誰かを待つ必要はありません。
予定が合わない?
じゃあ置いていきましょう。
あなたの人生は、あなたのリズムで進んでいいのです。

さあ、静かに、そして少しだけ誇らしく。
あなたのペースで出発してください。

では、良い旅を。

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
文章を書くことを楽しむ自称・小説家です。
歴史や文化、日々の暮らしに潜む雑学を題材に、小噺や物語のタネになるエピソードを発信しています。
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