未来予知の犬【4コマ漫画】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
便利になったぶんだけ、置き去りにしてきたものがあるようです。
空気も、そのひとつでした。
缶に詰めれば、商品になります。
ラベルを貼れば、誰も疑いません。
お金さえあれば、懐かしい匂いだって手に入る時代です。
その店は、今日も静かに営業しています。
泣きながら買っていく人もいます。
ですが、不思議なことに、仕入れ先を気にする人はひとりもいません。
……ところで、あなたは普段使っている商品のこと、気にしたことはありますか?