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「車に乗せた女性が消えた!?」世界各地に残る“消えるヒッチハイカー”の謎

佐藤直哉(Naoya sato-)
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はじめに

「その女性、どこで降りた?」

夜道を走っていた男性が、

道端で手を上げる若い女性を見つけます。

ヒッチハイクです。

男性は車を止めました。

「どこまで?」

女性は行き先を答え、助手席に乗ります。

車内では普通に会話が続きます。

特に変わった様子はありません。

少し走って、

男性がもう一度横を見る。

助手席が空いています。

車は止めていません。

女性が降りた音も聞いていません。

それでも、

さっきまで隣にいた人がいない。

男性は車を止めます。

後ろを見る。

外を見る。

どこにもいません。

残っているのは、

女性から聞いた行き先だけです。

※本記事は筆者個人の感想をもとにエンターテインメント目的で制作されています。

一人の体験談ではなかった

1942年。

すでに研究者が、

「乗せたはずの人が途中で消える話」

を集めて調べていました。

一つの町だけの怪談ではなかったからです。

道端で知らない人を乗せる。

しばらく一緒に車で走る。

気づくと、その人がいない。

ここまではよく似ています。

違うのは、その前後です。

若い女性が乗ってくる話もあれば、

男性が乗ってくる話もある。

消えたあと、

「その人はすでに亡くなっていた」

と知らされる話もあります。

場所も登場人物も違うのに、

なぜか同じ形の怪談が残っている。

しかも、

ネットどころかテレビもまだ普及していない時代からです。

なぜ、離れた土地にここまで似た話があったのでしょうか?

なぜ、離れた土地で同じ話になるのか?

似た怪談が各地にある理由として、

一番考えやすいのは、

同じ話が人から人へ伝わった

というものです。

怪談は、

伝わるたびに少しずつ変わります。

知らない町の名前は、

近所の町に変わる。

知らない道路は、

実際に通ったことのある道路に変わる。

登場する人物も変わります。

でも、

一番怖いところは残ります。

「車に乗せた人が、途中で消える」

ここさえ残っていれば、

場所が変わっても同じ怪談として成立します。

そのため、

もともとは別の土地の話だったものが、

いつの間にか、

「この近くで本当にあった話」

として語られることがあります。

これなら、

離れた土地に似た怪談が残っていることも不思議ではありません。

ただ、

それでも一つ分からないことがあります。

最初に語られた「消えるヒッチハイカー」は、何をもとに生まれたのでしょうか?

誰かの実体験だったのか?

見間違いや記憶違いが元になったのか?

それとも、

最初から作られた怖い話だったのか?

その始まりまでは、

今も分かっていません。

最後に

この怪談が、

本当にあった話なのか。

見間違いだったのか。

人から人へ伝わるうちに形を変えたのか。

そこは今も分かっていません。

ただ、

一度この話を知ってしまうと、

夜道でヒッチハイクをしている人を見たとき、

少しだけ考えてしまいます。

車を止めるか。

そのまま通り過ぎるか。

もし乗せたなら、

目的地に着くまで、

たぶん何度か助手席を見ます。

そして、

最後までそこに座っていたら、

それだけで少し安心したりします。

本当は、それが当たり前のはずなんですけどね。

ABOUT ME
佐藤直哉(Naoya sato-)
佐藤直哉(Naoya sato-)
ブロガー/小説家
文章を書くことを楽しむ自称・小説家です。
歴史や文化、日々の暮らしに潜む雑学を題材に、無駄雑学などの小噺を発信しています。
どうぞ、ふらりと覗いてみてください。
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