予定が1つあるだけで、休日が1日つぶれた気がするのはなぜ?
はじめに

まだ5時間ある
朝10時。
今日は休みです。
予定は、
午後3時の歯医者だけ。
男性は時計を見ます。
「あと5時間あるな」
映画を見ようとします。
でも、
やめます。
「今から見るのもな……」
本を開きます。
3ページで閉じます。
スマホを見る。
昼ごはんを食べる。
また時計を見る。
午後2時。
「そろそろ準備するか」
まだ早い。
またスマホ。
午後2時40分。
ようやく家を出ます。
夕方。
帰宅。
男性は、
ソファに座ってつぶやきます。
「今日、歯医者しか行ってないな」
朝には、
5時間もあったはずです。
なぜ、
ほとんど使えなかったのでしょうか?
※本記事は筆者個人の感想をもとに制作されているため、正確ではない情報の可能性があります。
予定があるだけで選び方が変わる

これに近いことを、
研究者が実験で調べています。
参加者には、
これから1時間、
自由な時間があると伝えました。
ただし、
二つのグループに分けます。
一方は、
1時間後に予定があります。
もう一方は、
その後も予定がありません。
そして、
どちらのグループにも、
二つの仕事を見せました。
一つ目。
30分働いて、
2.50ドル。
二つ目。
45分働いて、
5ドル。
使える時間は、
どちらも1時間です。
つまり、
45分の仕事を選んでも、
ちゃんと終わります。
しかも、
報酬は倍です。
普通なら、
45分の方を選びたくなります。
実際、
予定がない人では、
約91%が、
45分の仕事を選びました。
ところが、
1時間後に予定がある人では、
約78%でした。
予定に遅れるわけではありません。
45分の仕事でも、
15分余ります。
それでも、
後ろに予定があるだけで、
長い仕事を避ける人が増えたのです。
「時間がない」わけではない

ここで、
朝10時の休日に戻ります。
歯医者までは、
5時間あります。
映画も見られます。
本も読めます。
掃除もできます。
時間だけを見れば、
かなり余裕があります。
でも、
頭の中には、
ずっと午後3時があります。
「映画を見たら長いかな」
「掃除を始めたら途中になるかな」
「そろそろ出る時間を考えないとな」
すると、
まとまった時間を使うことほど、
始めにくくなります。
その代わり、
スマホなら開けます。
5分だけ。
10分だけ。
あと一本だけ。
こうして、
時間は少しずつ減っていきます。
だから夕方になると、
不思議な感覚だけが残ります。
「今日は時間がなかったな」
でも、
本当に時間がなかったわけではありません。
最後に

予定が一つある休日は、
予定そのものに、
一日を取られているわけではありません。
その予定を気にすることで、
その前にある時間まで、使いにくくなります。
長いことは、
あとで。
集中することも、
あとで。
でも、
すぐやめられることなら、
今でもできる。
そうして、
何時間もあったはずの休日が、
細かい時間に分かれて消えていきます。
夕方。
予定表には、
一行だけ。
15:00 歯医者
男性は、
もう一度つぶやきます。
「今日、歯医者しか行ってないな」
たしかに、
予定は一つだけでした。
ただし、
その予定を気にしていた時間は、もっと長かったのです。
追記(ちょっと宣伝)
予定までの時間を、頭の外に出す
予定まで時間はあるのに、なぜか何も始める気になれない。
そんなときは、「あと何時間あるか?」を頭の中で考え続けないのも一つの方法です。
そのために使いやすいのが、
時間を一目で確認できる視覚タイマーや、短い時間に区切れるポモドーロタイマーです。
たとえば、ソニックの「時っ感タイマー トキ・サポ」は、残り時間が色の面積で見えるタイプ。
「あと何分だろう」と何度も時計を見る代わりに、
タイマーを見れば残り時間を直感的に確認できます。
一方、EooCooのポモドーロタイマーは、5分・10分・25分・50分など、短い時間に区切って使いやすいタイプです。
「歯医者まであと5時間」
と考えると長すぎて何をするか迷いますが、
「まず25分だけ本を読む」
「次の10分だけ片づける」
と考えると、かなり始めやすくなります。
もちろん、
スマホのタイマーでも同じことはできます。
ただ、
時間を確認するためにスマホを開いたのに、
通知を見る。
SNSを見る。
動画を一本だけ見る。
気づけば、
タイマーを使う前に時間が減っていた。
ということもあります。
今回のような、
「短い時間なら使えるから、ついスマホを触ってしまう」
という話では、
むしろスマホから少し離れた方が相性がいいかもしれません。
専用タイマーなら、
やることは一つです。
時間を決める。
あとは、
鳴るまで目の前のことをやる。
僕なら、
残り時間を目で確認したいなら「時っ感タイマー」
25分や50分に区切って動きたいなら「EooCoo ポモドーロタイマー」
という選び方をします。
どちらも、
予定そのものをなくしてくれる道具ではありません。
でも、
予定のことを朝からずっと考えなくても済むように、時間の管理を頭の外へ出す
ことはできます。
予定まで5時間あるなら、
5時間全部をうまく使おうとしなくてもいいのかもしれません。
まず25分だけ、予定から取り返してみる。
それくらいの方が、
休日は使いやすくなりそうです。

