墓の下から【4コマ漫画】
佐藤直哉(Naoya sato-)
コヨーテの小噺
スマホの中に映るあなたは、いつもより少しだけ笑顔が上手で、
言葉も、仕草も、誰かの好みにぴったりとハマっている。
それを「本当の自分」だと誰もが信じ始めたとき、
あなた自身も、少しずつ――その“映るあなた”になっていくのかもしれません。
でも、もし。
ある日ふと、その画面の中のあなたが、
“こっち”に来ようとしていたら……?
人には誰しも、「見せたい自分」と「隠している自分」があります。
その境界が曖昧になったとき、
果たして私たちは、まだ“本物”と呼べるのでしょうか?